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自社配送を外へ委託するとき2026 | 何が固定費から外れて、何が残るか

公開日: 2026/8/23 / 更新日: 2026/9/30

  • 荷主向け
  • 外注化
  • 自社配送
  • 定期便
  • コスト構造
  • 2026年版

はじめに — 効くのは「売れない日も費用が出るか」です

自社の車と人で運んでおられる会社が、外へ出すかどうかを考えるとき。 比べるべきは 1件あたりいくらか ではありません。

自社便は、荷物がない日も車と人の費用が出ます。 委託は、動いた分だけです。

荷物の量が月によって振れる会社ほど、委託が役立ちます。 逆に 毎日きっちり満載で回っている会社は、自社便の方が安いことがあります。

この記事は、その判じ方をまとめたものです。 数字は当メディアの軽貨物の料金相場2026から引いており、 他社の料金も、自社便の実額も、1つも作っていません。


第1章: 委託にすると何が固定費から外れるか

費目 委託にすると 目安(当メディアの相場記事より)
車両費 外れます 業者リースで月5-8万円(初期費用ゼロ・整備込み)
燃料費 外れます(多くは料金に含む) 週5稼働で月3-7万円
人件費 外れます 業者側では売上の40-55%を占める部分
保険 外れます 賠償責任・車両保険
許認可の維持 外れます 関東運輸局への届出など
採用・教育 外れます 求人広告費・入れ替わりの手当て

右の列は「業者側の原価の目安」です。 御社の車1台あたりの額とは違います。当メディアの相場記事から引いた 業者側の構えの数字を、比べる手がかりとして並べたものです。 御社の実額は、御社の帳簿からお出しください。

💡 見落とされやすいのはいちばん下です。 人が辞めたときの穴は、自社便では自社で埋める要があります。 委託では相手側の仕事になります。

1-1. 外れずに残るもの

  • 荷物の情報を整えること(伝票・数量・届け先)
  • どこへ何をいつ届けるかを決めること
  • お客様への窓口(不着・遅延のご連絡)

「丸ごとなくなる」ではありません。手配と管理は残ります。


第2章: いくらで比べるか

委託側の相場は、続けて頼むなら 定期便の帯です。

1日あたりの拘束 関東圏内・荷主側相場目安
4-6時間(短ルート) 15,000-22,000円/日
8時間(標準ルート) 18,000-28,000円/日

月額に直すと(週5日・月20稼働日):短ルート 30-44万円/月、標準 36-56万円/月。

自社便1台ぶんの費用(人件費+車両+燃料+保険+採用)と、この帯を並べてください。   1台ぶんがこの帯を下回っているなら、自社便の方が安いです。

ただし稼働率で逆転します。 自社便の費用は 荷物がない日も出ます。 月の稼働が読めない会社ほど、委託の方が実額は下がります。


第3章: 切り替えるときの順

一度に全部を切り替える要はありません。

  1. いちばん振れる線から出す(季節で量が変わる方面・臨時の便)
  2. 数か月走らせて実額を見る(見積りではなく請求で見ます)
  3. 合えば常設の線へ広げる
  4. 自社便は読める分だけ残す

「全部自社」か「全部委託」かの二択ではありません。   多くの会社は 混ぜておられます。


第4章: 委託先に確かめる5つ

続く契約になりますので、当メディアの相場記事にある確認事項をそのまま置きます。

  1. 軽貨物運送業の関東運輸局届出番号を提示できるか
  2. 賠償責任保険(車両・荷物・対人対物)の加入証明を提示できるか
  3. 燃料費・高速代・待機料の請求条件を契約書に明記しているか
  4. ドライバー1人あたりの 1日の稼働件数に上限を設けているか
  5. 安全管理者(2025年4月に制度化)の選任を明示しているか

あわせて、量が増減したときの扱い(繁忙期に台数を足せるか・閑散期に減らせるか)は 自社便から切り替える場合にとくに影響します。


ブーストの公開情報(EST FORTグループ・資本関係なし)

参考として、当メディア運営会社の関連法人の公開情報を置きます。

継続のお取引をお受けしています。 決まった所へ毎日お運びする形も、 週に何度かの形も承っています。続くお取引の建て方は内容によって別に組まれます ので、下の数字は 1回ごと(都度)の公開料金としてご覧ください。

  • 1回の配送:50kmまで8,000円/超過は1kmあたり250円
  • 1日貸切:50,000円から(150km・8時間まで込み)
  • お待ち時間:90分まで無料・超過は30分ごとに2,000円

配送・搬入・組立・養生を一社で完結する形をとっており、車両は自社20台、協力会社13社。 対応エリアは東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県を中心に、チャーター便は8都県。 定時到着率98.5%、最短3時間で手配(2026年7月時点)。

→ 軽貨物チャーターの料金概算 → 法人向け配送について


よくあるご質問

Q. 自社便と委託はどちらが安いのですか

稼働率で入れ替わります。毎日きっちり満載で回っているなら自社便、月によって量が振れるなら委託の方が実額は下がります。自社便は荷物がない日も費用が出るのが役立ちます。

Q. 委託にすると何が要らなくなりますか

車両費(業者リースで月5-8万円が目安)、燃料費(週5稼働で月3-7万円が目安)、人件費、保険、許認可の維持、採用と教育です。人が辞めたときの穴を埋めるのが相手側の仕事になります。

Q. 逆に何が残りますか

荷物の情報を整えること、届け先と時間を決めること、お客様への窓口です。手配と管理は残ります。

Q. 一度に全部切り替える要はありますか

ありません。いちばん振れる線から出し、数か月実額を見てから広げるのが確かです。多くの会社は自社便と委託を混ぜておられます。

Q. 委託の相場はいくらですか

続けて頼む場合は8時間 18,000-28,000円/日(月20稼働で36-56万円/月)が関東圏の目安です。短ルート4-6時間なら15,000-22,000円/日です。

Q. 繁忙期だけ台数を増やせますか

事業者によります。自社車両を持つ会社と、協力会社の網で受ける会社とで融通の効き方が違いますので、切り替える前に確かめておいてください。


本記事の数字は、当メディアの軽貨物の料金相場2026から引用しています。 ※『ブースト本体ベンチマーク』はEST FORTのグループ会社(資本関係なし)の公開料金・公開実績です。